ホームページで表示したい機種依存文字

印刷物や手書きのノートなどでは、箇条書きをしたい場合や何かの順番を表したい場合に、①・②・③などの「丸囲みの数字」がよく使われます。この「丸囲みの数字」をホームページ上でも使いたいと思うなら、ちょっと注意が必要です。なぜなら、「丸囲みの数字」は機種依存文字と呼ばれ、そのままでは閲覧者の環境によって、全く異なる文字に見える可能性があるからです。

しかし、HTMLにはそういった異なる機種間の問題を解消できる仕組みが用意されています。
今回は、閲覧者の環境によらず、「丸囲みの数字」を表示する方法をご紹介致しましょう。

「機種依存文字を使ってはダメ」とは、昔からよく言われてきました。現在では、「機種依存」というよりは「OS依存」と言った方が分かりやすいかも知れません。要するに、「丸囲みの数字」など一部の文字は、「WindowsとMacで全く異なる文字に見えてしまう」ということです。

コンピュータは、文字をコード(番号)で表現しています。
例えば、丸囲みの数字5「⑤」は、Windowsでは 8745というコード(番号)で表されます。しかし、Macでは 8745は、カッコ付き曜日(金)「㈮」という記号を表しています。ですから、Windows上で「④⑤⑥」と書いても、それをMac上で見れば「㈭㈮㈯」に見えてしまうということです。

なお、機種依存文字ではない文字には、どんな環境でも同じコードが割り当てられています。例えば、「★」は、WindowsでもMacでも 819Aというコードで表されるので、どの環境で閲覧しても同じように「★」に見えます。

以上の理由から、「丸囲みの数字」はそのまま使うわけにはいきません。しかし、数値文字参照というHTMLの仕組みを利用すれば、実は問題なく表示できるのです。

数値文字参照とは、文字を数値で表現するというHTMLの仕組みで、主に、キーボードから入力しようのない文字を表現したい場合に活用されています。例えば、著作権記号の「 © 」や発音記号の「 æ 」などです。

この数値文字参照で表現できる文字には、実は「丸囲みの数字」も含まれているのです!

HTMLの文字コードが何であっても、今回ご紹介した「数値文字参照」を使えば、丸囲みの数字を表示できます。しかし、数値文字参照を使うためには、表示したい文字が何番なのかを調べる必要があり、少々面倒です。

もう1つの解決策として、文字コードに UTF-8(Unicode)を使うという手もあります。 Unicodeは、世界の文字を共通の文字コードで表現するために作られたもので、丸囲みの数字も定義されています。ですから、UTF-8 などの文字コードで保存できるテキストエディタを使ってHTMLを記述すれば、普通に丸囲みの数字を使っても、文字化けすることはありません。

ただし、古い環境では Unicode を解釈できない可能性があります。また、数値文字参照も、必ずしもすべての環境で解釈できるとは限りません。確実にどんな環境でも同じ文字を表示させるためには、「機種依存文字の使用を避ける」しかありません。
しかし、古い環境は徐々になくなっていくでしょう。また、数値文字参照はHTML標準の表現方法ですし、Unicodeもこれから文字コードの主流になっていくでしょう。ですから、今後はほとんどの環境で問題なく表示できるようになっていくと考えられます。どうしても使いたい場合は、今回ご紹介した方法を使うと良いでしょう。

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